こんにちは!
一般の人と同じで、自分の体にも関係しそうな医療情報は気になるお年頃の
ドクターコンちゃんです!
NHKのラジオで、
『男性更年期障害』
についての情報が流れていました。
女性更年期障害は有名ですが、男性のほうはあまり聞き慣れないですよね。
ボクも専門外なので実際の患者さんの診療はしておらず
そういえば聞いたことがある程度です(^^;
男性更年期障害について
男性更年期障害は別名、加齢性腺機能低下症、LOH症候群とも呼ばれます。
女性の更年期障害の原因が、閉経後の女性ホルモン量低下によるものであるのと同様、
男性更年期障害も、男性ホルモンの低下が原因になります。
加齢によっても男性ホルモンは減少しますが、
ストレスなどでも減少します。
40歳代から発症する人は出てきて、
50~60代が多いとのこと。
症状としては、ED(勃起不全)や性欲減退といった、男性ホルモン減少を想起させるものもあれば
ほてり、多汗、全身倦怠感、筋肉や関節の痛み(!)、筋力低下(!)、骨密度低下(!)、頭痛、頻尿、不眠、興味や意欲消失、いらいら、不安、集中力・記憶力の低下、うつ症状などなど、かなり多岐にわたります。
さらにさらに、肥満やメタボリックシンドロームの原因にもなるようです。
これは大変。
症状の中には、年のせいかな~で済ましてしまうようなものもあるため、
そうとは知らずに男性更年期障害が放置されている可能性もあります。
いくつも症状が重なる場合は要注意ですね!
どの科を受診するか
男性更年期障害の治療は、重度になると男性ホルモン補充療法もあり、
主に泌尿器科での診療がされるようです。
最近では、男性更年期障害専門外来やメンズヘルス外来という専門の外来もあるようです。
ただ、EDとか頻尿なら泌尿器科にかかるでしょうが、
いらいら、不安とか、うつ症状だったら精神科や心療内科に受診しちゃいますよね。
筋肉痛や関節痛、骨密度低下などだったら、
まさにボクの整形外科に来てしまいそうです(^^;
原因不明の筋肉痛、関節痛だったら、実は男性更年期障害の可能性もあるかと。
まあ、軽度であればそれぞれの症状に対する対処(対症療法)で済むようですが、
いくつもの症状が該当して、かつ症状が重い場合は
男性ホルモン補充療法といった治療もあるため
回り道せずに、ぜひとも泌尿器科にかかりたいものです。
という事で、男性更年期障害を疑うための
AMSスコアというチェック表がありました。
AMSスコアで自己チェック!
AMSスコアは、以下の17項目の質問について、
なし:1点、軽い:2点、中等度:3点、重い:4点、非常に重い:5点
で点数をつけていって、
合計点が
・26点以下 : 正常
・27〜36点: 軽度
・37〜49点: 中等度
・50点以上 : 重度
で判定するというものです。
ボクも実際やってみます。
さて、ボクの点数は・・・
49点!
・・・え?
おもいっきり中等度の男性更年期障害の疑いやん。
ていうか、もうちょっとで高度の更年期障害やん。
実際チェックしてみて思ったのは、
普段なら年のせいで済ましてしまう項目も多いという事です。
ボクは点数こそ高かったものの、
そんなに症状で困っているわけではありません(^^;
チェック項目自体が主観的な感じなので、
人によっては高く出すぎたり低く出すぎたりするのかも。
でも該当する症状で悩んでいて、
尚且つAMSスコアが高ければ、
泌尿器科やメンズヘルス外来の門を叩いてみてもよいかもです。
まずはストレス軽減のため、運動や規則正しい生活を!
前述のように、ストレスも原因になるので
運動、趣味、良好な睡眠、規則正しい生活など
ストレス軽減に努めるのも大切です。
ボクも、まずはメンズヘルス外来に行く前に、
治療の一環として、休日のゴルフを嫁さんに許可してもらわねば。
またゴルフ~?私のことほったらかしにして~
い、いやホラ、男性更年期障害の治療だからさ。
オレAMSスコア49点だし。
(ゴルフの方も)スコア下げないと。
・・・とかなんとか言って
嫁さんにゴルフの許可を取ることがそもそもストレスだったり・・・
実際には、男性更年期障害になると
無気力になり、趣味のゴルフも行かなくなったりもするようなので
夫の変調に奥さんが気づかないと疾患を放置してしまうこともあるようです。
ということはゴルフに行く気力がある人は
まだ症状軽いほう?
・・・うむ、書いててどんどんゴルフに行く理由が苦しくなってきたぞ。
というワケで、最後まで読んでくださって
ありがとうございました~!!!
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