dr-konchan

医者雑談

ガールズバーとアキレス腱断裂とワタシ

昔、とある地方の日本酒ガールズバーで、お客さんのアキレス腱断裂を診断し、翌日オペをしたことがあります。その時のお話です。
読書ネタ

医療事故に対する組織的改革の決定本!『失敗の科学』

なぜ医療事故はなかなか無くならないのか、なぜ航空業界は奇跡的に事故が少ないのか、失敗との向き合い方で、組織の方向性が大きく変わることがよく分かる本です。ビジネスや国際協力などの政治、スポーツ、個人の成長に至るまで、幅広く説明されています。
論文ネタ

アメリカで脊椎外科医になるにはコネが必要?!

日本の医師は、初期研修後に、自分の好きな専門分野へ進めますが、アメリカではそうではないようです。人気の専門領域は研修受け入れ人数に制限があります。脊椎外科は競争率の高い領域の一つですが、そこで選ばれるにはどうすればいいか、という論文です。
医者雑談

ナゼ医学論文が捏造されるのか ~研究モチベーションの拠り所は名誉欲!?お金!?

近年、国内外の大学などの大きな研究機関から、過去に発表された論文の不正が見つかり、取り下げられたりする不祥事がチラホラありますね。なぜ医学論文のねつ造が起きるのか、そもそもの論文発表モチベーションの点から考えてみました。
論文ネタ

「傷はツバつけときゃ治る」の科学的根拠

昔、転んで膝をすりむくと、「そんなもん、ツバつけときゃ治る!」って親戚のおじさんに言われたことありませんか?(そうですか、ありませんか・・・)昔からの迷信のようですが、ちゃんと科学的根拠を示す論文がありました!というわけでご紹介です。
読書ネタ

医療ミスを減らすために医者も読むべき本~『失敗学のすすめ』『BRAIN DRIVEN』

医療ミスの報道は後を絶ちません。しかしヒューマンエラーは必ず起きるものとして、その結果が重大にならないように、組織的に、システムで対処しようというのが、今や常識です。他の分野でも同様の考え方で対処していると思われ、参考になりそうな本を読みました。
読書ネタ

予防医学が腰痛も救う?~『LIFE SPAN~老いなき世界』を読んで

LIFE SPANという本で、最先端の予防医学研究について語られていました。決定的な治療法がない慢性腰痛の原因が、脊椎の構成要素の老化である以上、老化予防できれば、腰痛も予防できるのではないか?!と興奮しました。本について解説します。
勝手にメス入れ医療問題

「後医は名医」という悲しい現実の、それらしい理由

医師の世界には、後医は名医」という格言があります。前の医者では診断・治療が上手くいかなかったという患者さんが、後の医者ですぐ診断がついて良くなったという話です。ホントは前医の情報ありきの後医の手柄なのですが…。なぜそうなるのか説明します。
勝手にメス入れ医療問題

ネット上にある医療情報の真偽について~YMYLについて思うこと

Google検索でYMYL(Your Money or Your Life)すなわちお金と健康に関する情報は、被害を減らすため上位表示されにくくなってきてます。医師の立場としては当然の計らいと感じます。ネット上の医療情報について思うことを書きます。
せぼねの話

それ、本当に椎間板ヘルニアですか?!~偽ヘルニア疑惑

前医に腰椎椎間板ヘルニアと言われて、手術を希望して受診される方がいます。しかしその中には、椎間板変性(椎間板の老化)だけの偽ヘルニアも含まれています。腰痛だけの症状だと、手術で良くなる可能性が低くなります。これについて詳しく説明してみます!
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